本記録では、精神と肉体のあいだに生じる〈私〉の構造と展開を観察します。
思考と感覚を媒介する運動として、〈私〉がどのように意識と自己を形成していくかを明らかにします。
▷︎ 定義
〈私〉は精神と肉体のあいだに生じる関係的な運動です。
固定的な実体ではなく、意味と現象を往復させる生成の過程です。
▷︎ 構成
・精神=思考と秩序を形成する層
・肉体=感覚と行動を担う層
・〈私〉=両者を媒介し、意識・知覚・意志として立ち現れる層
▷︎ 性質
・持続=瞬間ごとに生まれ続けます。
・媒介=精神と肉体を連絡します。
・観測=両者の状態を見守ります。
・自覚=その運動を内側から理解します。
▷︎ 位置づけ
〈私〉は中心ではなく交点です。
精神と肉体の現象が交わる動的な場であり、
その連続が時間的な自己を形成します。
▷︎ 発展段階
・第Ⅰ段階=媒介的自己
精神と肉体の往復による調整構造です。
・第Ⅱ段階=観測的自己
〈私〉が自らを観測対象に含める段階です。
・第Ⅲ段階=無定位的自己
精神・肉体・観測が統合された一元状態です。
▷︎ 観測構造
・観測層を外郭に設け、精神・肉体・〈私〉を常に見守ります。
・恒常的な観測により、思考や感情への巻き込みを防ぎます。
・理性の秩序を安定させます。
▷︎ 比喩構造
・〈主人公〉=精神と肉体の統合体(行動・感情・思考を実行)
・〈プレイヤー〉=観測層(行動を操作し全体を俯瞰)
・プレイヤーの視点を保つほど、主人公は秩序を維持できます。
▷︎ 結論
〈私〉は中心ではなく、関係の中で生じる運動です。
観測を常に働かせることで、存在は単なる生存を超え、意識的な持続として更新され続けます。